2023年6月24日
今回設計したSALA久が原は、ローコストの集合住宅で、建材は一般流通品ばかりでオーダー品はほぼ皆無の設計でした。施工会社の一般仕様に準拠したものもあり、設計の自由はあまりありませんでした。その中で設計ができることは、徹底的に色と仕様をあわせることでしょう。
屋根は、設計時はガルバリウム鋼板葺きでしたが、コロニアルに変更。屋根材のメーカーの一般的な仕様だと通気金物との納まりが悪く、金物メーカーの既製品を探し出し、ケラバと屋根頂部の通気屋根抑え金物がスッキリ見えるように、既製品の組み合わせで納めました。
他は、ベントキャップ等も外壁色に徹底的に合わせる。それだけでもかなり印象が変わってきます。
サイディングは45分準耐火構造対応の14mmの超ローコストの釘打ちタイプ。色は2色を使いましたが、中央のボリュームを白として、コの字の外形が2つに分節して見えるようにしました。
ローコストですが、ちょっと気を配れば、ココまではなんとかなります。