東京 大森の建築家兼宅地建物取引士が語る、不動産探し&家づくりのコト

ローコスト集合住宅設計のポイント(内観その1)

おそらく収益をより良くするためには、部屋数を多くすることではないでしょうか?

もちろん、そればかりに囚われて、住みにくい部屋になるのは以ての外です。最近は15m2以下の超狭小賃貸もありますが、都心ターミナルから数駅等立地がかなり限られますし、部屋数が多くなれば、地方自治体のワンルーム条例等により、より厳しい条件が課せられる場合がありますので、それをどうクリアして、より良いプランを導き出せるかは。設計の技量によります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

室内のレイアウトで言えば、20m2以下の部屋でどのようにすれば、居室を最大化出来るか?というのは一つのテーマです。玄関の極小化、洗面空間の効率化等々、上手い組み合わせで、効率的なレイアウトは可能です。SALA久が原では、いくつかプランはありますが、この写真の部屋では、玄関という独立した空間はなしで、キッチンと一体化、キッチンと居室部分は引き戸で仕切っています。こうすれば、ベットが置かれる居室のプライバシーの調整も自由に出来、引き戸を開ければ、広く使うことも出来ます。

クロスはローコストになると、量販品のクロスが使われますが、天井の色を変えて、入退去時の張替えの頻度を少なくし、ランニング費用の削減を意図しています。色違いのクロス以外に、天井羽目板等も考えられますが、コスト次第でもあります。