東京 大森の建築家兼宅地建物取引士が語る、不動産探し&家づくりのコト

宅配ボックスは標準装備〜宅配ボックスの選び方2017春その1〜

建築の設計、特に住宅の設計をしていると、ライフスタイルの変容とそれに伴う住宅設備には人一倍気になります。

仕事をしている上で、カタログやサンプルを宅配便で届けてもらうことは、多々ありましたが、書籍、CD/DVD、家電製品等々、プライベートでのAmazonへの依存度は増すばかりです。
現在設計中の案件でも、戸建てやアパートでも宅配ボックスの設置を検討しており、2017年春現在、戸建用の商品をまとめてみます

パナソニック コンボ


現時点で、大手メーカーで対応しているのは、パナソニック。
サイズもコンパクト、スリム、ハーフ、ミドルの4種類。色のバリエーションも豊富

パナソニック製の一番のメリットは、印鑑が自分のを用意すること。シャチハタ製のが組み込めます。そしてサイズのバリエーション。おそらく門扉との組み合わせというよりも、独立して置くことを想定しており、サイズも建物に合わせてというよりも、送られてくるものをある程度想定して作られているように思えます。

あと今後のことを考えれば、ポストとの一体化はしてほしいですね。
さらに言えば、鍵はシリンダー錠ではなく、ダイヤル錠対応にしてほしい!

家族で使う場合なら、鍵よりもダイヤル錠のほうが便利です。もちろんセキュリティーについては、考えないといけないですが…..

ナスタ

株式会社ナスタは、郵便ポストの総合メーカー、数年前、Amazonと郵便会社と大型郵便物に対応したポスト「D-ALL」でも有名です。

こちらの会社の宅配ボックスは、D-ALLと一緒に使える商品と、今回新しく開発された一戸建て用の商品があります。

株式会社ナスタの商品は、パナソニック同様、シリアルナンバー付の受領印がポストに組み込まれており、さらにダイヤルの設定により、鍵を使わず開けることが出来ます。

今回は、一戸建てに対応し、同デザインのポストと組み合わせることができる商品となっています。自立柱により、ポストと宅配ボックスを組み立てることが出来ます。

難を言えば、宅配ボックスのバリエーションが少ないことと、ポストと宅配ボックスの両方を取り付ける必要があり、省スペースではないことでしょうか?

ユニソン Kate


ガーデン・エクステリアメーカーの「ユニソン」の製品「Kate」
宅配ボックス部分が大きいのが特徴です。
ダンボールサイズ100、重量20Kgまで対応可能です

パナソニックのミドルサイズに、ポスト付の商品もあり。

設置は脚を付けて、自立を想定しているようです。頂部の形状は勾配or角落とし
前入前出、玄関ポーチに自立して、雨がかかっても良いようなデザインですね

印鑑は、自印ではなく、シリアルナンバー入りの備え付けの印鑑。鍵はシリンダー錠

ユニソン COLDIA


こちらもガーデン・エクステリアメーカーの「ユニソン」の製品です

ブロックのサイズに合わせていて、道路側の塀への組み込みも可能な商品です

宅配ボックスの有効が325x346x235と小さいのは難点かもしれませんが、サイズが400四方で収まりますし、前入り後ろ出しの商品もあり、玄関脇に組み込むこともできる商品です。
Amazon等々、小さな宅配には問題ないので、都心の住宅環境では、適当なサイズかもしれません

コーワソニア 宅配ポスト/宅配ボックス


住環境分野では、ポストメーカーの「コーワソニア」の宅配ポスト/宅配ボックスという商品

こちらもポスト付無が選べます

1433と2433は外形サイズが同じでポスト付きか無しの違いです。
ユニソン COLDIAよりもう幅が10cm小さいのが特徴です。デメリットはその分、収納量が小さくなっています

まとめ

各社とも、商品の完成度はまだまだかもしれませんが、このようなものは使いようでしょう。
数年後、宅配サービスがどのような形になるのか分かりませんが、今の隆盛、ここまでアマゾン等が普及しているのをみれば、もう後戻りはできないでしょう。
それゆえ、一家に一つ宅配ボックスの時代が訪れ、

「2017年は宅配ボックス元年」

と言われるような気がしています。

では、何を基準に選べば良いのでしょうか?

先日パナソニックが行っている、宅配ボックスの実証事件の中間発表のニュースがありました

http://sumai.panasonic.jp/exterior/takuhai/combo/project/

全国で増加する「再配達」という社会課題。
解決の糸口を探るべく、福井県あわら市で実証実験を実施しました。
(協力:日本郵便、ヤマト運輸)

宅配ボックスの設置により、再配達率が49% → 8%へ

宅配ボックスでは一歩先をゆくパナソニックが、福井県あわら市で行った実証実験。福井県は持ち家の所有率が全国で3位(2008年統計)と高く、置き型の宅配ボックスが置きやすいこともあり、大きな宅配ボックスが置かれているようですが、かなり効果的です。利用する方にしても、宅配ボックスは帰宅時間等々、気にする必要がなくなるので、やはり便利です。

パナソニックのミドルクラスまで置けると、かなり便利です。クール便でない限り、ほとんどの荷物は入ってしまうでしょう。
ただそこまでの大きなスペースがあるか?という問題もあります。

新築であり、その優先順位が高ければ、それを前提に玄関周りは、設計できますが、、リフォームであれば、ブロックを一部切り欠いて設置できるようなユニソンやコーワソニアの商品は、現状に則しているといえます。

2017年春現在、個人向け、戸建向けの宅配ボックスに対応しているのは、まだ少ないです。おそらく今後、多くメーカーの製品が出てくるでしょう。もう少しすれば、選択肢は増えるかもしれません。ただ必要なのは、皆さん今すぐですよね(笑)