2021年5月30日
2018年9月24日日経新聞「単身・無職が最多 しぼむ4人家族」
もはや政府が想定している「親+子ども2人」の4人家族は、標準家族ではない。
結婚していない人口も増え、ひとり暮らし世帯の増加、親と同居の中高年も増えている。
住宅の設計で言えば、施主は子どもの成長及び家族構成の変化、ライフスタイルの変化、つまりプラスの変化により、依頼される人が多いですが、今後はマイナスの変化による住む環境のミスマッチを解消する要望も増えてくると思われます。
親世代が建てた住宅が自分ひとりで住むことになったり、シェアハウスや賃貸を併設や改装したり、自分でカフェをしたり、レンタルスペースを設け、仲間や地域で使えるスペースにしたりとか。
自分のその後の収入設計と寿命を考えると、自分の今まで住んできた思いも引き継げる方法として、建て替えるのではなく、リノベーションが良い手法ではないかと思います。
家族の構成が変われば、社会が変わる。住み方も変わる。建築の考え方も変わる。