2019年11月24日
金沢出身の仏教学者、鈴木大拙氏を記念する「鈴木大拙館」
ロケーションは、21世紀美術館より少々奥まった山裾の静かな場所
設計は、谷口建築設計研究所
建物は「玄関棟」「展示棟」「思索空間棟」の3つに分かれ、内外の回廊、庭を回遊しながら、氏の思想を思索するという。
展示は最小限。鈴木大拙について、それなりに知っている人なら、思索に耽ることも出来るかもしれないが、初心者にはハードルが高いかもしれません。
この施設の一番の見せ場は、思索空間棟と水盤
定期的に水盤に波紋が現れる
排水ディテール
近隣の山々の緑を借景に取り込み、静寂な空間が広がっています。
進入禁止の閾
ディテールは、他の谷口建築同様、細かなところまで配慮されている。狂いのないディテール