南機場公寓国民住宅

龍山寺のちょっと南に位置する「南機場公寓国民住宅」

観光客にとっては、ちょっと行きづらいがディープな地元密着の夜市で有名な南機場夜市のあるエリア。一階は、台北都心の集合住宅同様店舗となっています。第一期のメインストリート部分がこの夜市となっています。

南機場公寓国民住宅は第一期が1964年の完成。その後隣接地に1968年、1971年と第2期、第3期と建設されています。2次大戦後の台北市の国民住宅の建設の中でも早期のプロジェクトでもあります。

南機場というように、日本統治期は、軍の練兵場と飛行場があったとのこと。新店渓にも近く沼地だっという話もあります。戦後は国民党軍に接収され、軍用地と眷村、不法に建築された住居が広範囲に広がっていたという文献があります。最終的にはこのエリア一帯、現在の青年公園周辺は国民住宅が数多く建てられましたが、その中でも初期のプロジェクトでもあります。築55年が過ぎ、住人によって数々手が加えられており、おそらく台北の国民住宅の中でも、特徴的な雰囲気のある集合住宅となっています。

第一期は階段室型の形式。2棟の間に階段あり、左右の2戸合計4戸を一つの階段と渡り廊下で結ぶ。矩形の螺旋階段が特徴的。

階段側には鳥かご状の台湾特有の後付バルコニーが張り出す

鉄筋コンクリート造のフレームにレンガブロックで壁を積み上げる。屋上にも屋根があり、当初の姿は想像しにくい

道路側ファサード

1階は店舗。住居への螺旋階段へは両側面からアプローチ

最新の建築には見られないが、多種多様な後付バルコニー

もはや片持では支持できないくらいの張り出し部分。どうなっているのか不思議でもある

元々の躯体に対する張り出し部分の大きさ。

元々の躯体と増築の壁面と鳥かごバルコニーが複雑に織りなすファサード。賛否両論あるかもしれないが、一種の台湾の象徴のように思える

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