建築設計の仕事もしていますが、宅地建物取引士の資格もあり、不動産も仲介しています。
最近は、事務所の仲介が数件成約。いずれも都心の事務所で、友人の建築家事務所の移転絡みでの仲介。
売買もありますが、最近探していたのは以下の物件
沿線としては良いエリアですね。でも駅によって人気不人気もあり、中には環境がほどほどというところもあります。しばらく物件動向をみれば、価格帯とその物件の条件等、見えてきます。また探すコツも幾つかあります。
GoogleMapは革命的なツールです。そこに行かなくても、周辺環境が分かります。物件チラシは情報が隠されていることが多いですが、物件の写真と古家の形状、屋根の色、隣家の姿、土地形状、道路状況により、「◯◯区△△町◇丁目」さえ分かれば、住居表示が分からなくても探せます。
(※いつもは、元付不動産業者へ問い合わせて、住所は聞き出していますが、休日・夜間等々の時は、探り出せます)
ヒアリングや対話を重ねると望む生活環境や広さ等々が分かってきます。またそこにデザインする建築の可能性と照合してあうか合わないかは、ある程度は判断できると思います。古屋が建っている場合や更地の場合は、一般にはなかなか想像できないことですが、物件を見た時にその可能性を感じられるか?おそらく建築家が探す場合にそのひらめきがあるかないか!だと思います。友人の建築家からも土地探しを頼まれるケースも有り、その場合はそのイメージをお互い共有しながら、探すことになります。
最近特にニーズがあります。ある程度の物件は不動産市場には出ずに取引されているでしょう。でもいくつか転用できそうな物件はポツポツ出てきます。最終的には良さそうな物件は見に行きますが、物件情報及びGooglemapの検索にて、元々の用途と転用のしやすさ、建物の老朽化具合、周辺環境も分かりますので、判断材料の一つになります。簡易宿所への改修であれば、水廻り等大きな工事になりどれだけ長く借りることが出来るかも重要なポイントです。詳細は打診して、交渉するしかありません。
何れにしろ、良い物件はすぐ出てきません。そしてその物件を逃さない工夫は必要です。住宅ローンを使うのであれば、事前に銀行と話を始めるとか、家族なかでの話もそうですし、親からの援助がえられるのであれば、その話も。また建築家等に住宅のイメージを作ってもらうのも一つの方法です。
「不動産関係者はなんでこんなに客を急かせるのか!」と驚くことは多々ありましたが、物件は一つであり、良い物件は競合があります。いち早く申し込むことは、売り主へのアピールでもあります。そう考えれば、仕方がないことかもしれません。
不動産を探す人は、十分な準備をお願いします
横山武志建築設計事務所/株式会社ラクテンポ
http://www.ykarch.net/