浅草橋の築40年超検済無しのビルをリノベーションして、簡易宿所にするプロジェクト
4階も元々は住居として使用されていました。
2間続きの和室 片方には2間の押入れ 中央の白い壁はPS(パイプスペース)となっていました。
もう一部屋にも収納。床の間はカーテンを付けてクローゼットにでも使っていたのでしょうか?鉄筋コンクリート造のビルですが、しっかりとした造りでした。
もう一部屋は洋室。中央に昔懐かしいアコーディオンドアで分割されていました。
スケルトン状態 コンクリートのガラはトイレや階段廻りの壁面等の解体物
設備関係は解体時に残しており、電気や5階への給排水、ガス等々はこの時点で残されています。
内装が組まれ、石膏ボードも貼った状態
今回の簡易宿所は、2段ベッドが標準だが、大部屋にせず、2-6人部屋を中心に配置。
確かに大部屋にしたら、内装も含め、エアコンや避難器具等々、トータルのコストは安くなるが、宿泊者の居住環境としては、部屋を小さくしたほうが良いという意向でした。
ベッド配置
ベッドの配置の基準は、向かい合ったベッドの離隔、通路幅の幅員等、割りと細かな規定があります。もちろん、小部屋であっても遵守しなければなりません。
避難器具と代用進入口
一般的な引違いのサッシを撤去して、FIX+片引のサッシに入れ替えています。
避難器具を設置した場合の開口幅と代用侵入口の基準を遵守するため、申請機関と消防署との協議の上、このように変更しています
廊下はDIYで壁塗装。最終的な仕上は、専門の方に仕上げてもらっています。