東京 大森の建築家兼宅地建物取引士が語る、不動産探し&家づくりのコト

築古ビル改修による法適合調査

都心の築古自社ビルの住居部分の改修による法適合調査の依頼を受けました。

既存のEVホールを小さくして、同一階にあった自社事務所とWCを玄関位置を変更するこにより、住居面積を増やす改修工事の法適合調査でした。

調査箇所としては、以下の通りです
1.避難経路
2.防火区画位置
3.面積の増減

特に3の面積の増減については、共同住宅の共用部は延床面積対象面積ではないので、除外されますので、改修によって、改修後面積が増える場合があります。

今回の場合は、新築時の面積計算でEVホームも全て面積算入されており、今回の改修によって面積増はありませんでした。確認申請の書類や図面がなかったものの、竣工図と台帳記載事項証明の数値を比較して、問題ないことが確認できました。

今回の場合でも、他の気になる事項等、区役所へのヒアリングや消防設備については消防署へ確認を行いました。
改修する場合、面積増になることもあり、注意も必要です