1970年代に建てられた歩道橋が貫く集合住宅「華江整宅」
交差点を取り囲む4つの集合住宅を環状に繋ぎ、それぞれの建物の外部通路へと続きます。
歩道橋と繋がる外部通路があるのは、2階
1階は一区画ごと店舗となっており、中二階が住居になっているようです。
3階4階は、2階の外部通路からアスセスする構成になっています。
建物の2階通路のブリッジ部分には、豊かな緑が繁る
外部通路部分は、台北特有の半ば私的な空間となっている場合が多い
2階住戸や上階の住戸は、2階の外部通路から
3階屋上路地 屋上部分に屋外路地空間が広がる不思議な構成
この華江整宅をドローンか何かで空撮したものをみると、その特徴的な構成がわかります。
都市と一体化した興味深い建築です。
ただこの歩道橋については、撤去対象になっているというニュースがあります。
台北市内全体で利用実態が少ない歩道橋等を2017年に撤去するする方針のようで、これもその一つとのことです。建物と一体、交差点の一角に小学校もあるので、利用頻度はありそうですが、建物同様、その老朽化はその著しく見えます。
築50年近くあり、都市のインフラの更新も必要であり、なかなか難しい問題でもあります。