2020年2月2日
大阪市西区にある「西長堀アパート」
昭和33年築(東京オリンピックよりも古い!)で関西初の公団高層住宅
今や大阪市の西区近辺は人気のエリアですが、建設当時は開発が遅れていたエリアだったようです。
北側廊下の片廊下型だが、細長い窓が連続する壁面となっており、廊下は室内化されています。
当時の写真を見ると、建物北側には水辺が広がっており、この独特な北側のファサードがよく見えていたようです
現在では、室内を改修された住戸もあるようです。
このように古い建物をリノベーションして、活用されるようになりましたが、冷暖房や給排気のスペックは、当時と現代とはかなり違っており、現代の住み方に対して、どの程度対応するか?出来るかは、一般的には新築ほど上手くはいかないのが、リノベーションの実情です。
そこをどう上手くデザイン出来るかは、設計者の腕の見せ所だと思います。