雑誌の台湾特集ブームは、ソトコトまで到達。ソトコトでの特集は「台湾のまちづくり」。サブタイトルで「山崎亮 台湾のローカルイノベーションを見に行く!」とあるように現在台湾台東プロジェクトに関わっている山崎亮氏を中心に、台湾の日本文化紹介する雑誌「秋刀魚」の編集長、陳頤華氏らが、台北、台中、台南等のまちづくりやリノベーション、それらのキーマンのインタビューを紹介しています。
台北は、シェアアパートメントのムーブメントとバンドStay Coolのボーカル・ギターの洪璽開氏の新しいお店「Ruins Coffee Roasters」(※cafe jankiesの閉店は残念です)について。
台北のリノベーションというと、松山文創園区や華山1914文化創意産業園区のような大物には目もくれず、人にこだわったソトコトらしい取り上げ方ですね。
松山文創園區〜台北リノベーションスポット<台北2017春03>
台中は、緑光計畫等を企画した范特喜(Fantasy)と審計新村等が取り上げられています。
台中審計新村<台中リノベーションスポット02>〜台湾2017/05
台中は、台湾のなかでも人口増加著しい街であり、伊東豊雄氏の設計の台中国家歌劇院、台中市庁舎周辺を中心に高層マンションの立ち並ぶ街区もありますが、台中駅前から広がる日本統治時代に作られた街並みや国立自然科学博物館から国立台湾美術館をつなぐ草悟道と呼ばれる帯状の公園付近にリノベーションプロジェクトが多く見られます。
今や台中と言えば、「宮原眼科」と呼ばれるほど有名な観光地となっていますが、臺中第四信用合作社も同じく台中駅前です。
宮原眼科<台中リノベーションスポット04>〜台湾2017/05
臺中第四信用合作社<台中リノベーションスポット05>〜台湾2017/05
一方緑光計畫や審計新村は、草悟道沿のリノベーションです。
他、台南や屏東も取り上げられていますが、他の雑誌には掲載されていない箇所もあり、台湾の魅力深まる企画です。