今年の台湾は、まずは台中へ
台中に行ったら、臺中國家歌劇院は必見の建築です
設計は、伊東豊雄氏。
ホールは3つ、赤を基調とした2000人収容の大ホール。青を基調とした800人収容の中ホール、黒を基調とした200人収容の小ホールを収容。
建物を構成する曲面体は、せんだいメディアテークと同様、スパッと切られており、その形態操作は、そのまま街と繋がっていくように強調されるかのようです。
1階は、一般に開放された空間
白い曲面は、リシン吹き付けのような「硬い」仕上
赤と青のボリュームは、コテ仕上げのような「柔らかい」仕上
一階は、VVGグループによるカフェ、物販、花屋等のショップがあるが、曲面体に囲まれた大小様々な空間は、連なる。様々なボリュームの空間があり、誰にでも好きな居場所が見つけられそう。
2階は大中ホールのホワイエ
公演がないときは、自由に入れます
1階の開放的な空間と違って、内に閉じた濃密な空間が広がります
黄茶色のドレープに見えるは、カーテン。一瞬老木のように見えてしまう
残念ながら、ホール内部は見学できず。今度は公演があるときに是非内部を見たい。
5階はVVGによるレストラン
屋上は、曲面体がにょきにょきと生えた庭園。
舞台装置の機械室や空調機室外機等をうまく収納している
平日の夕方にも関わらず、数多くの人が、見学に来ている。台中のシンボルとなっていますね。
周辺は超高級集合住宅が並ぶ新興エリアでもある。
この建築は、2005年にコンペが開催され、完成まで11年の道のり。この曲面体の施工については、困難を要したという。
敷地の一角、南端に、建設時に試作したモックアップが残っている。