東京 大森の建築家兼宅地建物取引士が語る、不動産探し&家づくりのコト

エントランスアプローチの演出

先日完成したSALA久が原。竣工引き渡し後、竣工写真を撮影をしていた時、犬の散歩をしていた方が立ち止まってこの建物を見ていました。また夜景撮影時には、既に入居されていた方が帰宅時に夜景を撮影されていました。何らか、興味を持ってもらえると、非常に嬉しいですね。

使用した建材は予算の関係で、ローコストのものが多いですが、最低限色合わせをしています。あと照明の配置計画には気を配っています。夜に帰ってきたときに、明るいエントランスの方が鍵も差しやすいし、確かに便利で親切。でもそこまで必要かどうか?

SALA久が原

SALA久が原については、必要最低限路面を照らすでも良いのではないか?出来るだけシンプルに。
長屋の通路部分なので、屋根もなし、道路からの視認性もあり、防犯上の観点からも必要以上に暗闇を明るく必要もない。目に見える照明も出来るだけ数を抑えています。部屋の明かりが漏れるようになれば、それなりになると思います。

Vallée Blanche

そのような考え方は、Vallée Blancheから考え始めました。このときは、インターフォン部分にも照明器具をつけています。インターフォンのカメラ性能も年々良くなっていますし、外壁の色や建物形状にもよります。特に賃貸住宅は、外観は重要であり、照明での演出は様々考えられます。
両者とも床面に屋外スポットライトを導入しています。指向性のある照明は、光と影を作りますので、演出として様々出来ます