火の見える暖房器具に憧れる方も多いと思います
特に暖炉というとその極みかもしれませんが、裸火を扱うこともあり、実際の使うとなるとなかなか難しいと思います。
薪ストーブやペレットストーブであれば、火が見える暖房器具として、人気があります。さらに一般的に使われるエアコンは対流式の暖房器具であり、身体の表面しか温めることが出来ないのに対して、薪ストーブやペレットストーブは、輻射熱により、温めることができます。
でもエアコンに比べれば、使い勝手はよくないですし、実際に使った時にどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
薪ストーブは、煙突もメンテナンスが必要ですし、何を燃やすか?どう燃やすか?様々配慮が必要です。手間が掛かります。でもそれが醍醐味でしょう。
ON/OFFスイッチもあり、薪ストーブよりはかなり使い勝手は良くなります。
薪ストーブ、ペレットストーブとも
条件は変わりません。ただしペレットよりも薪ストーブの方が排気に匂いがつきやすいので、近隣や煙突の位置も注意が必要です。傾斜地で煙突が隣家の壁近くになったり、隣家のベランダ近く等々、住宅地であれば、煙突の位置は配慮が必要でしょう。煙については、着火時に白い煙が出るケースもありますので、問題はないものの、様々注意を払う必要があるケースもあるようです。
薪ストーブ、ペレットストーブともエアコンのようにすぐON/OFF出来ません。薪ストーブは、本体が熱くなり、鎮火してからも、暖かさが続きます。鎮火するまで1時間、くすぶる火がしばらく残り、完全消火するまで5時間近くかかる場合もあります。ペレットストーブも5〜10分で鎮火しますが、本体を冷やすファンが30〜1時間廻る場合もあります。
薪ストーブは本体がかなり熱くなるため、消火しても暖かさが続きます。ペレットストープは暖かさが残りますが、薪ストーブほどではありません。
再点火するかどうかは、温める面積、天井高、断熱性能等々により様々ですが、すぐには暖まりにくいこともあり、エアコン等の暖房を取り入れるかどうかは悩みどころだと思います。ただ夏場の冷房が必要(最近はほとんど必要ですが….)であれば、エアコンは取り付けれれますので、補助暖房として活用出来るでしょう。
薪ストーブやペレットストーブは、火が見え、輻射熱で温めるため、非常に魅力的です。ただし薪やペレットの管理やライフスタイルに合わせた使い方をする必要があり、手間は掛かります。もちろん煙突や給気口のメンテンスも必要です。更に室内の空気を給気として取り入れる方法ならば、換気扇の使用により、ストーブ本体より室内が負圧にならないようにする配慮も必要です。また本体があたたまる、熱くなるため、子どもがいる家庭では、近づかないようにする防護柵も必要となります。
様々なメリット・デメリットがありますが、一般的なエアコンや床暖房とは違った魅力がありますし、暖房方法一つの選択肢として検討してみるのはいかがでしょうか?