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学習机、子ども部屋の外に 「学寝分離」の家づくり

気になる記事が、日経新聞に掲載されていました。子ども部屋の環境を良くして、ベットや勉強机をすべて備えるのが一般的ですが、その子ども部屋のあり方が変わってきていると伝えています

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新聞記事の内容は?

  • 吹き抜けに面した2階通路に巾2.8m奥行50cmの家族共用のワークテーブルを設置した事例
  • 子ども部屋には学習机を置かずに、ベッドと収納のみの最小限のスペースにして「学寝分離」
  • 奥行50cmでも子どもには十分な広さ
  • 「学寝分離」の背景として、「家族のいるところで学習したほうが子どものためになる」
  • 子どもにとって子ども部屋に一人で隔離されるのはつらいこと。それで勉強が嫌いになってしまうこともある

家族共用のワークスペースが欲しい!その方法は?

この新聞記事のように、リビングの中やその隣の家族が常にいるところに、ワークスペースを設けるのが最適と思います。ただ家族の生活の仕方によっては、別の方がいい場合もあります。共用のワークスペースを子どもと一緒に使うのは、10年位かもしれません。家づくりに成長性のあるプランを考慮できれば、その時々で有効に使えるでしょう。

家族共用のワークスペースの位置として

  • カウンターキッチン
  • リビングの一部

カウンターキッチンでキッチン正面にそのスペースを設ければ、特に改めてスペースを確保する必要もありません。同様にリビングの一部であれば、個別にそのスペースを家具で確保することが出来ますし、またリビングのテーブルを一畳分くらいの大きなものにするのも一案です。ただし、キッチンやリビングの内部に設ける場合、コミュニケーションは取りやすいですが、勉強している時に、TVの音量や来客を控えるなど、多少気を使う必要があります。

  • リビングやキッチンの隣
  • リビングやキッチン吹き抜けに面した2階

リビングやキッチンの隣に、共用のワークルームを作るのも一案です。その扉をドアにせず、2,3枚の収納できる引戸にすれば、必要なときは開閉して、一室にしたり別室にしたり出来ます。ただし引戸なので、防音性はあまりありません。一戸建ての場合は、リビング階段を設け、吹き抜けに面した廊下にワークテーブルを置く方法もあります。こちらは、この新聞記事の事例と同じようになります。音が聞こえるのは仕方がないですが、階が違うことで、ちょっと違った雰囲気になるので、一戸建てを希望されている方は、このようなプランもオススメです。

  • 玄関
  • 廊下

玄関や廊下は、家族室の中ではないので、常に視線が届くわけではありませんが、そこを共用ワークスペースにするのは、面白い案です。廊下自体は、通行のみでその部分を有効活用する方法になります。玄関も同様に、子ども部屋やリビングとは別にコミュニケーションを取れるようにする方法で、「閉じこもらせない」方法の一つです。その場合、光や通風にも考慮する必要があります。

まとめ

小学校の低学年になると、自分の子ども部屋が欲しくなる時期ですが、立派な子ども部屋を作る方法以外に、「学寝分離」をする方法もあります。建売や分譲マンションの間取りでは、新たにワークスペースを設けることが難しい場合もありますが、家具を利用してそのスペースを作ることは出来ます。家具もプランもオーダーすれば、その家族なりの姿になります。ご興味ある方は、是非ご相談を

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