気になる記事が、日経新聞に掲載されていました。子ども部屋の環境を良くして、ベットや勉強机をすべて備えるのが一般的ですが、その子ども部屋のあり方が変わってきていると伝えています
この新聞記事のように、リビングの中やその隣の家族が常にいるところに、ワークスペースを設けるのが最適と思います。ただ家族の生活の仕方によっては、別の方がいい場合もあります。共用のワークスペースを子どもと一緒に使うのは、10年位かもしれません。家づくりに成長性のあるプランを考慮できれば、その時々で有効に使えるでしょう。
家族共用のワークスペースの位置として
カウンターキッチンでキッチン正面にそのスペースを設ければ、特に改めてスペースを確保する必要もありません。同様にリビングの一部であれば、個別にそのスペースを家具で確保することが出来ますし、またリビングのテーブルを一畳分くらいの大きなものにするのも一案です。ただし、キッチンやリビングの内部に設ける場合、コミュニケーションは取りやすいですが、勉強している時に、TVの音量や来客を控えるなど、多少気を使う必要があります。
リビングやキッチンの隣に、共用のワークルームを作るのも一案です。その扉をドアにせず、2,3枚の収納できる引戸にすれば、必要なときは開閉して、一室にしたり別室にしたり出来ます。ただし引戸なので、防音性はあまりありません。一戸建ての場合は、リビング階段を設け、吹き抜けに面した廊下にワークテーブルを置く方法もあります。こちらは、この新聞記事の事例と同じようになります。音が聞こえるのは仕方がないですが、階が違うことで、ちょっと違った雰囲気になるので、一戸建てを希望されている方は、このようなプランもオススメです。
玄関や廊下は、家族室の中ではないので、常に視線が届くわけではありませんが、そこを共用ワークスペースにするのは、面白い案です。廊下自体は、通行のみでその部分を有効活用する方法になります。玄関も同様に、子ども部屋やリビングとは別にコミュニケーションを取れるようにする方法で、「閉じこもらせない」方法の一つです。その場合、光や通風にも考慮する必要があります。
小学校の低学年になると、自分の子ども部屋が欲しくなる時期ですが、立派な子ども部屋を作る方法以外に、「学寝分離」をする方法もあります。建売や分譲マンションの間取りでは、新たにワークスペースを設けることが難しい場合もありますが、家具を利用してそのスペースを作ることは出来ます。家具もプランもオーダーすれば、その家族なりの姿になります。ご興味ある方は、是非ご相談を