毎週水曜日の日経新聞夕刊に掲載の「住まいナビ」。4月13日のタイトルは「住みながら間取り自在」でした。
家族の変化に対応できる間取りをもつ分譲マンションが出てきました。二子玉川の分譲マンション「イニシアクラウド二子玉川イースト」。70m2~90m2の比較的ゆとりのある居住面積に、間取りは2LDK~3LDK。面積によって、間仕切り壁が引戸なっているプランも選択可能とのこと。
「従来のように部屋のレイアウトに従って住人が暮らすのではなく、今後は子供の誕生や独立などライフスタイルの変化に合わせ、間取りを変えるニーズが高まる」
3LDKで寝室が3部屋とLDK、その間仕切が引戸になっており、すべて開放すると合計35畳にもなるようです。すべて開放すればもちろん「0LDK」。子どもの成長にあわせて、子ども部屋を作ったり、夫婦の寝室を分けたり、書斎を別室化したり…..等々、家族のライフスタイルの変化に対応出来るような設えに。
賃貸アパートでも大東建託が2LDKで面積60m2、可変型のタイプがあるようです。こちらもLDKとの間仕切りは、引戸となっています。
親と子との距離感は、ここ数十年で殆どなくなりつつあり、もはや子育て層では、ほぼフラットな関係になるつつあるのだと思います。昔はLDKと個室との間仕切りの出入り口は、引戸で一体になるというのは、敬遠されていたのではないでしょうか?分譲マンションや賃貸で、「家族の変化」というキーワードで「家」が作られているのは、ここ数年目立ってきているように思えます。実際にどう使えるのか?特に間仕切り引戸を「閉じた時」にどう使えるのか?引戸なので、防音性はほぼ期待できません。非常に興味深いプランですが、しっかりとしたライフプランに基づいた打ち合わせが必要ですね。最近は、家づくり系のワークショップも行われていますので、参加するのも一案です。
「実際に見て考えるワークショップ」
https://www.facebook.com/housews/