代表の横山が関わるもう一つの不動産系の会社が主宰している奥神楽坂のレンタルスペースspace Rにも、木毛セメント板を使っています。
打ち合わせスペースの側面の壁一面を木毛セメント板仕上にしています。
木毛セメント板とは?
木質系セメント板(もくしつけいセメントばん)は木毛、木片などの木質原料とセメントとを混合し、板状に圧縮成形した材料である[1]。建築材料として、建築物の壁、床、天井、屋根下地などに用いられる。木材をリボン状に削り取った木毛(長さ20センチメートル以上、幅3.5ミリメートル、厚さ0.3〜0.5ミリメートル[2])を使用したものを木毛セメント板(もくもうセメントばん)といい、木材の薄片を使用したものを木片セメント板(もくへんセメントばん)という。
木毛セメント板の大きさはほぼ規格サイズで910☓1820。厚さは15mm〜50mm
セメントを使っているので、重いイメージですが、
25mm厚のもので、15kg程度。よく内装で使う石膏ボード12.5mm厚、910☓1820の重さは約14kg。それほど変わらないです。ボード内に空気層があるため、断熱のみならず、吸音や調湿性能にも優れ、さらに準不燃認定材料でもあり、耐火性能もある程度備えた建材です
石膏ボートは変わらない重量とは言え、そこそこの重さがあるので、施工は慎重に行います。
規格サイズが910☓1820、いわゆる3☓6版のため、壁一面に張るためには、複数枚張らないといけないです。
石膏ボートのように目地を潰して仕上げるのではないので、どこに目地が出てくるのか、しっかりと計画する必要があります。
今回の場合は、天井高がほぼ2.4mなので、縦張り1枚では足りません。
人が立った時の目線の位置やテーブルを置いたときのテーブルの高さと目地の位置を考慮して、一枚半の横目地の位置が目線の高さに近くならないように、天井合わせで間物を張り、下側に切断したものを張っています。
間物上側3枚張り終え
とは言え、製品自体の歪みもあるので、きれいな面を作るのは、隣り合うボードの歪みを合わせる必要があります。
製品自体の精度もそこまで揃っている商品ではなく、意匠として使う建材して造られていないので、木目がきれいに出ていなかったり、コンクリートで潰れたパネルもあり、どの組み合わせが一番良いかは、実際に並べてみて、良い組み合わせを探す必要があります