木毛セメント板は、商業施設や公共施設の天井によく使われています。
でも一般的には、特に住宅では馴染みのない建材です
「どんな材料なの?」
と聞かれることが多いのですが、やはり実際に見てみるのが、一番いいと思います。
東京都心で、気軽に見に行けるところは、無印良品西武渋谷店
地上階、1階から5階までのエスカレーター横の壁面が、木毛セメント板が塗装仕上げされています。
気になるところ、その1。表面仕上げ
木毛セメント板は、紐状に割かれた木材がモルタルで固められた建材ですが、表面はこのように木毛が見える状態になります。表面は平滑でないため、凹凸があり、塗装も一般的には、凹凸のすべてを塗りつぶしていない場合があります。
渋谷無印の木毛セメント板の仕上げは、この写真のように、凹んでいる部分は、木毛セメント板の素地が見える仕上げとなっています。もちろんすべてを塗りつぶすことは可能ですが、スプレーガンで塗料を使うことになり、また木毛セメント板の「ラフさ」も失うことにもなります。
中央に見えるのは、固定用の「ビス」です。
建材の大きさは一般的には910mm☓1820mmで板の中間に下地を通し、ビス止めする場合も多く、ビスは、ビス頭をパテ等で潰さずそのまま見せるケースは多いです。
木毛セメント板は規格サイズであり、板どおしのジョイントは、そのままの見せるケースが多いと思います。
木毛セメント板は「ラフさ」が、その魅力ですので、ジョイントもラフに、目地もそのままです。
木毛セメント板は、表面に凹凸もあり、一般的な建材とは違って、肌触りの良い物でもありません。やはり実際に触ってみて、ご検討ください