東京 大森の建築家兼宅地建物取引士が語る、不動産探し&家づくりのコト

パナソニックの宅配ボックス〜宅配ボックスの選び方2017春その2〜

前回のブログで2017年現在の戸建用の宅配ボックスを紹介しましたが、

宅配ボックスは標準装備〜宅配ボックスの選び方2017春その1〜

その中でも目を引く「パナソニック」の商品を見てきました。

 

2017年3月現在、東京新橋駅近くのパナソニックのショールームにありました。

新橋のパナソニックのショールームは、汐留にあり正式名称は「パナソニック汐留ミュージアム」とのこと。エクステリアから住宅設備まで、パナソニック製品が見れるショールームのようです。

今回は、住宅設備機器には目もくれず、エクステリアコーナーにある宅配ボックスに直行です。

パナソニックの商品は、一番小さな「コンパクト」から「ミドル」まで4種類。このうちこちらのショールームにあるのは、一番大きな「ミドル」があります。

「ミドル」一番大きなタイプ。受取できる最大サイズは幅34cm☓奥行36cm☓高さ50cm、重さは20kgまで。かなり大きな荷物も受け取ることが出来ます。

荷物の取り出しは、前もしくは後ろから。

「コンパクト」と「ハーフ」のタイプは「前入前出」のみ、「スリム」と「ミドル」は、「前入前出」と「前入後出」の2種類の製品があります。

汐留のショールームにあったのは、「ミドル」サイズの「前入後出」タイプ。塀に取り付けて、敷地内側から取り出すように作られた製品です。

荷物の取り出しは、写真のシリンダー錠で開閉。

他のメーカーもシリンダーで管理しているところが多いようですが、ダイヤル錠のほうが使いやすいとは思います。ただセキュリティーを考慮すれば、シリンダー錠のほうが万全です。

パナソニックの製品の良いところは、この印章システム

捺印が必要な伝票等を差し込み 「捺印」ボタンを押すと

「認印」が押されます。

この印鑑は、シャチハタ製の決まった品番のものが取り付けられるようです。

扉裏側に、各自の印鑑を格納しておきます。

まとめ

パナソニックの製品の魅力は、その大きさと印章システムです。

ただ大きさがブロックの割に合っていなかったり、建築等への対応は今ひとつかもしれません。郵便ポストとのデザインも一致したのがあるようですが、製品として一体組の商品も求められるところでしょうか。

パナソニックは、ポストもありインターフォンもあり、エクステリア部門もかなり充実しており、インターフォンとポストが一体化した商品もあり、それとの宅配ボックスの融合も期待できそうです。

2017年は宅配ボックスへの注目度が増す一年となるでしょう。

住宅デザインに関して言えば、塀や門扉ではなく、住宅壁面へ取り付け、室内へうまく取り入れられる商品が出てくることを期待したいです。既製品をどう組み合わせて、うまく使えるようにするかは、設計者の腕次第ということですが…..